中国ではあまり湯船につかりません。シャワーが中心のようです。
知り合いの家でも湯船がある、浴槽があるというのはほとんど聞きません。
夏はもちろん、冬でもシャワーです。

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お風呂に入らないのはなぜか?

一番最初職場にお風呂に入らない人がいるということを聞きいたときは驚きました。ただ周りの人も少し困っていました。さすがに本人には聞けないので、ほかの人に理由を聞いたところ・・・
「お風呂は気を弱めたり、体の抵抗を奪ったりすると考える人もいて、そのような人は毎日は入らない」ということでした。

したがって妊婦さんや産後の体力落ちているときはお風呂に入らないという人もいるようです。

ただお風呂に入らないという人は極端だとしても、浴槽がある家庭はほとんどないので、基本はシャワーです。

どうなるのか?

当然ですが、人間なので臭いがします。
中国全土で行くと、乾燥地帯はあまり汗もかかず・・・という話もあるかもしれませんが、上海はどちらかというと温暖湿潤気候。夏は暑いです。そんなところでシャワーも浴びなかったら・・・臭います。

私の周りではたまたま男の人が多かったのですが、あまり良いものではありません。

中国のシャワーはどうなっているのか?

シャワーについてはガスで温めるタイプと給湯タンクのタイプが主流のようです。一部のホテルでもありますが、この給湯タンク型はタンクの中のお湯が尽きると水道の水になります。
したがってあまりジャンジャンお湯を使うと、冬でも最後の仕上げは水ということになりかねませんので
注意です。
またシャワー室によってはビーサンをはいて入るのが正というところもあるようです。

長湯は苦手?

日本の温泉に興味がある中国の人は少なくないのですが、実は中国の人はあまり長湯ができないようです。
上記のようにシャワーが中心なので、熱い湯船に入って・・ということをあまりしていないので、熱いお湯に耐えられず、すぐに上がってしまったりする人もいるようです。
(ここもいつものように人によりけりの部分は大きいですが)

風呂は存在する!?

上記のように書いてくると中国の風呂には浴槽がないのか、ということになるのですが、実はあります。
中国式のあかすり等もできる大衆浴場、個別の木の湯船の中に大きなビニールを入れその中にお湯を入れて入る風呂、そして日本式や韓国式のスーパー銭湯などです。これらは日本人が想像するいわゆるゆっくりと入れるお風呂です。
ただ上記のうち大衆浴場は衛生上皮膚病や性病がうつるという話もあります。
スーパー銭湯も当初はそのような話があり、早い時間に行かないとお湯が汚れてしまう・・・という噂がありましたが、私は何度か使いましたが、特に大丈夫でした。

お風呂の変わりは??

個人の家には気を弱める話もあり、お湯につかる習慣もないので、あまり浴槽がありません。ただ足浴、つまりフットSPAはやるようです。具体的には、桶にお湯を入れて足を浸けたり、浸けた足をもんだりする感じです。マッサージ店でもフットSPAをやったりしますが、個人の家でもお湯を沸かしてやることがあるようです。
またフットSPA用の桶などの道具もネットで売っており、いがいと買っている人が多いです。

最近は・・・

上海では先ほど書いた日本式や韓国式のスーパー銭湯が人気です。
いつ行っても結構混んでいます。
コロナ以降はわかりませんが、早く元の状況に戻るとよいと思っています。