中国で生活するうえではもちろん中国が欠かせません。
学習方法については色々ありますが、駐在員が中国語を学ぶよくあるパターンが1対1で家庭教師的な感じです。

※ちなみに大学に通う、自学(!)などもあります。
中には自宅でドラマやテレビを見るだけで、強烈に中国を話せるようになった猛者もいます。が、私はとてもできません。。。

目次

私のケース

さてこの1対1が結構曲者でした。

もちろん生徒と先生との相性がありますので、良い先生が自分に合う先生ではありません。そのうえで、人によっては初めから相性の良い先生を捕まえることもありますが、私はなぜか「ドS」の先生が多かったです。

どんな感じかというと
・30分近く自分の名前の発音を訂正させられる
・初級の教科書の終わりのほうまで行っているのに、発音が悪いということで最初に戻って延々と発音
・前回1度説明を口頭で受けたことができないと、「なぜできないの?」と言われる
・こちらがメモしているのは無視してガンガン話す(しかも中国語スピード・・・)
などなど。。。

確かに発音は悪いです。四声もよく区別ができません。
さらに私は中国には仕事で来ているので割ける時間も限られている一方、先生は一生懸命なので、「なんでこの生徒はお金を払ってきているのに覚えが悪いのだろう?」と思っていたのかもしれません。また先生も日本語は話せるとは言え、母国語ではないのでいいかたがきつかったりします。
色々な思いは交錯するのですが、結果としては徐々に学校に行くのは憂鬱な時間になってきました。

一応何度も先生を変えたのですが、当たる先生、当たる先生同じ感じで・・・・。

会社からの課題として語学でしたので、最終的に規定時間はクリアしましたが、終わったときは「もう絶対に中国語はやらない」と思いました。

その後、、、

実はその後しばらくのブランクを経て、結局中国語の学習を再開し始めました。
理由は「不便だから」。
どんなに英語を勉強しても、中国にいる限りは中国語ができない限り、物も買えない、細かいコミュニケーションも取れない、、、ということで習い始めました。

ただ前回は鬱になりかねない状況だったので、小学生の次女が習っていためちゃくちゃ優しい先生の授業を受けることにしました。
結果的に私にとってはこれが良かったので、帰国後もこの先生にお願いして授業をしていました。
(ただし家族からは甘い!と言われていましたが・・・)

一方家族は私から見たらガチンコで厳しい先生で習っていました。授業中は中国語だけ、論理的だけど間違えるとしっかり指摘する、、、結果、家族でHSK5級をとっていますが、私が点数的には最下位でした。。。

なぜドSの先生が多いのか?

結構鬱気味だったときにいろんな人に厳しい先生が多いことについて話をしてみところ、同じように中国語が嫌になってしまった人もいた反面、厳しい授業にもついていってきっちりできる人もいたりと色々でした。

でも、そもそもなんで中国の先生は厳しい先生が多いのか?という疑問について、みなさんの意見を伺うと下記のようなことでは?ということを聞きました

・先生がバイト
土日や平日の夜は先生の需要が増えるようです。
そこでバイトの先生を雇うようなのですが、バイトによっては昼間の仕事を掛け持ちしているので
疲れてあくびを連発していたり、逆にその場で初めてテキストを見たり・・・。
なので中国語を体系的に教えることはせず、気になったところをひたすら指摘するだけの先生です。教育学的なことも体験していないので、教育の理論なく自分の体験だけで先生をやっている可能性があるとのことです。

・話すのが早い
中国の人は話すのが非常に速い人がいます。頭の回転も速いのだと思いますが、語学力のない人からすると思い出す前に答えを言われてしまったり、即答しないと、なぜ答えないの?という感じになってしまいます。

・日本語の説明があやふやだが、間違いを認めない
先生の説明がわからないので突っ込んで聞いていったら、プチ逆切れされたことがあります。(これはそういもんだ、なんで覚えようとしない、など)
たぶんどこかで先生のメンツをつぶしてしまったのかと・・・

・先生の日本語が微妙
先生は日本語を話すケースもあります。人によってはほとんど正しいのですが、指摘をするという微妙な時にストレートに表現をしたり、言ってはいけない表現をしたり(「おバカさんだよね」とか)・・・。中国の人は時々ストレートに言うのでその影響の部分もあるのですが、悩みながら語学を学んでいる身としては、時々厳しいときがあります。逆に英語で説明されているほうが、そんなもんだと思いながらやっているので、メンタルには来ません(別の苦労はありましたが・・)

・中国で勉強をするとは・・(学習環境の差)
中国の大学入試は「高考」と呼ばれ、し烈を極めます。朝早くから学校の机の周りに参考書を山積みにし、勉強をしまくります。高校時代は勉強をしていた記憶しかない、という方もたくさんいらっしゃいます。そんな方からすると、たぶん私の中国語学習に対する態度は甘く見えるのだと思います。

・中国の学校の先生
これも世代や出身地などにもよるようですが、場所によっては先生にビシバシしごかれた人も多いようです。結果として自分が教師になったときに、過去の経験からビシバシしごく人もいると・・・。

それでもできたわけ

やはり先生の影響は大きいです。また中国の国内旅行に一人で行きたいというモチベーションも大きかったです。何か目的がないと結構つらいかもしれません。

こんな感じで徐々に中国語を学んだ感じです。
今でも発音はよくないですし、聞き取りもイマイチですが
少しずつ文書が読めるようになったり、中国語の唄を聞いても楽しかったりするようになります。