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帰国後どうなっているのか?

子供は今年高校を卒業し、大学進学が決まりました。もう一人の子供は中学に通っています。
ほかのお子さんの情報もすこし聞きましたので、記述できる範囲で記述したいと思います。

高校の場合

上の子供はもともと通っていた学校に戻ることができました。
編入試験という形で試験を受け、無事にその学校を卒業することができました。

私の子供場合は少し特殊で、元の学校に戻ることができましたが、学校によってはずいぶん異なるようです。

特に高校は義務教育ではないので
①一度上海日本人学校の高等部に転籍するともとの高校には戻れない
②元の高校に戻るには編入試験を受けないといけない(編入試験のレベルは色々)
③地元の公立高校に受け入れてもらう(その学校のレベルは問えない)
④親元を離れて下宿・寄宿(海外/日本国内を含む)
⑤アメリカンスクール
⑥通信教育
というようなケースがあるようです。

私の場合は事前に学校に戻れることを確認したうえで、上海に子供を連れてきていましたし、上海日本人学校に在籍しているときも元の学校の担任の先生とこまめに連絡を取りながら戻る手段を残していました。(上記②です)

もちろん色々な方がおり、千差万別なのですが大きく分けると上記のような感じかと思います。

①は上海に来るときに戻れないことは覚悟しており、上海日本人学校卒業→大学という流れになると思います。こちらの怖いところは父親の上海駐在が短くなると子供を置いて親だけ日本に帰らないといけないケースが出ることです。

②は編入試験のレベルがまちまちというところです。受験レベルに厳しいところもあれば、教科書レベルというところもあるようです。また受け入れてくれる高校、受け入れてくれない高校があります。
さらに受け入れてくれる高校でも、単位の関係で受け入れられない、入学後に別途レポートや夏休みに特別授業があったりというところもあります。
うちの場合は
・美術関係の単位認定が少してこずりました(授業内容が合わない)
・体育は単位が足りないということで夏休みに少し補習をしました

③は帰国したときにあまり近所に高校の種類がないときに発生するようです。
もっと高いレベルの高校を・・・ということはあるようですが、そもそも選択肢が少ない上に、上記②のようなことが発生するとこのように③を選択せざる得ないというときもあるようです。

④も意外と多いです。上記③のようなケースの時、国内の寄宿舎がある学校を選択したり、思い切って別の国の寄宿舎のある学校に送り込むパターンです。
中国の高校はそもそも寄宿舎が一般的なので中国に子供を置いていくパターンもありました

⑤こちらもあります。日本の学校にどうしてもなじめなくて、
日本のアメリカンスクールや別の国のアメリカンスクールやアメリカ等に留学という形にするパターンです。海外経験が長いお子さんやバイリンガルであまり日本語が得意でないお子さん、またハーフのお子さんなどでこのようなケースがあるようです。
もちろん英語を伸ばしたいというような方もいらっしゃいます

⑥こちらは本当にレアケースです。このお子さんは学校とは別にやりたいことがあったとか。
女優さんやモデルさんなんかでも少しいらっしゃるようですが、たまたま中国にいたというだけで、同じような感じかと思います。

中学の場合

こちらも受け入れてくれるか否かは中学次第です。
基本は中学受験で、編入という方法はなかなか少ないようです。(もちろんないわけではないですが)
もし帰国時に私立中学に編入を考えているのであれば、事前に確認しておくことが必要かと思います。

中学受験という話で行くと、こちらもなかなかの成績です。慶応付属合格や中央大学付属合格などを聞きました。

大学進学について

上海日本人学校の高等部から大学はどこへ行くの?というのは気になる部分ではないでしょうか。
結論からすると上海日本人学校の高等部は結構良い推薦があります。上智、中央、法政などなどいわゆる上位校、GMARCHといったところの推薦もあります。これは日本の大学のいくつかが海外に唯一ある高校(※)の日本人学校ということで、各大学が協賛しているためです。
※一部の私大は海外校を作っているケースはありますが、除いております

またそれを除いても優秀なお子さんが多く、早慶、GMARCHなどに受かっているお子さんも結構いらっしゃいます。学校の規模、在籍人数を考えるとめちゃくちゃ優秀だと思います。

これらの情報は帰国後でも親同士でつながっていたり、子供同士でグループチャットを作っていたりするので、そこでわかるようです。
昔はなかなかわからなかったようですが、今はチャットが十分に活用されているので。。。

連絡について

必ずしも全員とは言えないのですが、帰国後も仲の良い友達とはwechatでつながっていたり、LINEやインスタなどで情報共有しているようです。これは子供同士のグループもありますし、親同士でもあるようです。

少し注意点

上記ような感じなので良いニュースが多く、悪い話はなかなか出てきていない可能性はあります。
またチャットから離れてしまった人、上海のグループからフェードアウトされた方などの情報は入っていないので、全体ではわかっていないかも知れません。。。

2021年のコロナ禍において

2020年から2021年の高校生は本当に大変だったようです。
2020年の春節から始まったコロナのパンデミックのため
ずっと上海に戻れず、卒業式もオンラインだった人、
戻ったけどほとんど授業がなく、PCR検査や14日の隔離を経て、日本の大学試験に臨んだ人、
本当に今年は大変な中みなさんご苦労されていたようです。

まとめ

中国赴任すると子供の学校は確かに選択肢が減りますが、
色々と幅広い経験をするのか結構良い学校に行く傾向があると思っています。
意外と親が考えるよりも子供は自ら成長しているのかもしれません。