上海で地元の本屋に行ったことはありますか??
旅行の方はなかなかいかないと思いますが、住んでいる方や住んでいた方はいかがでしょうか?

最近は携帯のアプリやインターネットが進んであまり行く必要もないのかもしれませんが、新たな発見があり、面白いと思います。

目次

どこにあるのか?

福州路は昔から書店街、文房具街として有名です。大きいビルの何階まで本を置いてるようなところもありますが、小さな書店や文房具店が並んでいます。
あと大きめのショッピングモールには1軒から2軒程度の本屋がテナントを構えているときがあります。
(例外もあります)

私がよく行っていたのは最寄駅のショッピングモールに入っている書店、そこでなければ福州路の書店に行っていました。
またアピタに買い物に行ったときはアピタに入っている書店によく行っていました。

どんな本があるのか?

それこそ色々なジャンルの本がありますが、パッと見だと小説が多い気がします。
またほとんど新書の大きさなので、結構本の装丁のしっかりしているものが多い感じがします。
裏を返せば文庫本のような感じの本がないので、全体的に本は大きめです。
そのほか絵本、幼児教育、英語の本、論説書、旅行本、語学教科書、学校の教科書、技術書、地図などなど、十分にあります。

ただポルノやタッチーな内容の本、過激な表現等の入っている本などはなかった気がします。
また漫画も少なかったような気がします。あと本屋では雑誌が少なかった感じがします。

ほかに面白いのが日本の作家の小説を中国語に訳したものが意外と多いことです。
夏目漱石や太宰治のような日本文学もありますが、東野圭吾や宮部みゆきなど最近の小説が結構あります。
実は結構売れていて、電車の中で本、特に小説を読んでいる人を見ると、意外と日本人作家がおおかったりします。

雰囲気は?

これはどこの国も同じかもしれませんが、インターネットの普及で徐々にだんだんすたれていっているのかな~という感じもあります。

あときれいな店でもよくあるのが本が傷んでいるときがあります。例えば・・・
・ビニールがかけれれていて中身が確認できない
・本が汚い(折れや汚れがある)
・本が劣化していて古い感じになっている/ほこりをかぶっていることも
・日本だとセットものだと全巻そろっているかんじですが、結構巻数が抜けているまま陳列されている感じが。。。

あとパッと見で行くと、平積みものような陳列もしているので日本のような雰囲気があるのですが、店が広いのか蔵書としてはちょっと少ない感じがします。
(上海という大都市ということを考えると、もっと蔵書の多い書店が多くてもよい感じがしますが、)

その他にどんな本屋があるのか?

すこし面白いのは「安売りの本屋」があることです。
定価の×割引きで新品の本が売っています。山積みになっていたりで、少し雑な感じはしますが、面白いと思います。(しかも新品を売っている本屋の隣にあったりして、そこも面白いところです)

また雑誌は「新聞スタンド」みたいなところのほうが取り扱いが多いような感じがします。
とは言え、雑誌といっても日本みたいにセクシー系の雑誌はなく、車の雑誌やスポーツの雑誌などですが。

その他に有名な本・本屋はあるのか?

実は「魯迅」の名を冠した公園があり、魯迅記念館もその公園内にあります。
魯迅記念館自体は色々な出版社が発行した「阿Q正伝」があったり、魯迅行きつけの内山書店を再現したようなお店もあったりします。

もちろん中国語が中心ですが、魯迅の文学に触れたことのある人は面白と思います。

日本語の本はあるのか?

静安寺駅の久光百貨店にあると聞いていましたが、結局行くことはありませんでした。
その他にもあるようですが、私の場合は一時帰国の際に本を大量購入して持ってくることが多かったです。

また一部の日本語の雑誌は中国の書店でも日本語そのままで売っていたりします。(大人の科学など)

おすすめの本は?

私のおすすめは下記3種類です。
・料理本
中華料理の本です。写真も多いですし、日本とは異なる調理方法が書いてあるのでおもしろいです。料理本は結構出ているので選びやすいです

・漫画
なかなかないとは言え、漫画も面白いです。黒子のバスケやワンピースなど日本の漫画を中国語に訳したものもありますし、純中国の漫画もあります。

・日本の小説/絵本の中国語訳
絵本だと「百万回生きた猫」「ノンタン」「おまえうまそうだな」など。
小説だと上記の通り、東野圭吾、宮部みゆき、重松清など。
日文/中文で比較ができるので面白いです。

欲しい本が手に入らない時は??

私は中国語の単語帳が3店舗を回ったのですが、どうしても見つからないことがあったのですが、結局ネットで注文しました。
特にアマゾンみたいな書店を中心としたネットショップがあるわけではありませんが、タオバオ等で書名入力し、検索すればでてきます。ネットショップなので、特に何の問題もなく入手することができます。

最後に

本は結構価格が高いときがあります。日本もそうですが、本の種類は減り、値段は上がってきている感じがします。紙の商売がむつかしくなってきているのでしょうか。。。
あと本屋は文房具売り場も併設しているときがあります。
日本を含めた海外からの輸入文房具も多いですが、毛筆などはやはり数が多いですし、また中国の文房具はデザイン等が面白いので購入してみてもよいかもしれません。ボールペンは意外と書きやすいものが多いので買ってもよいと思います。