こちらは最初の半年弱住んだアパートです。
すでに上海にはこのような日本人向けのアパートはなくなってしまいました。

中の作り等もしっかりしておりもったいない限りですが、
オーナーが売りに出したためにほぼ満室だったこのアパートも
全員が立ち退きとなってしまいました。

※立ち退きが終わっていないところから、従業員を減らしたり、テナントを退去させたりと
なかなかシビアなオーナーチェンジになりました。

でも昔はこんな感じだったということで少し列挙したいと思います。

目次

特徴

東櫻花苑という名前のアパートで浦東にありました。
日本人向けのアパートとしては当時かなり有名でした。
課長島耕作にも出てきたという。。。

入居前にいくつかアパートを見たのですが、
ポイントになったのは
・スタッフの対応:結構中国の人は塩対応のアパートもあるので
・日本人が多い:中国はもちろん、家族で海外は初めてだったので
・立地:浦東地区限定だったので
・家賃が安い:いくつか不動産屋から挙げてもらった候補の中では安いほうだったので

あとは少し写真を交えてみていきたいと思います。

部屋について

日本人向けの部屋として下記のようなアイテムがあります。
・風呂:中国ではシャワーが多い。浴槽や洗い場のあるタイプはうれしい
・畳の部屋
・風呂とトイレ、洗面台が別
・玄関に土間がある
などです。

その他日本のアパートと違う点は
・電化製品がついている(クーラー、洗濯機、テレビ、ウォッシュレットなど)
・家具がついてくる
など

そして現地のサービスアパートメントとの違いは
・食器等の細かいアイテムがついてこない
・インターネットが海外経由(香港経由なので日本の情報も比較的通じました)
・掃除や洗濯、ゴミ捨てなどは自分でおこなう
・ウォーターサーバなし
・全館浄水
などです。

この辺り、日本のアパートと大きく違うので、正直ゴージャスすぎて意識がついていけませんでした。。。

部屋に入るまで

1つ目のタイプの部屋

2つ目のタイプの部屋

その他共有スペースについて

すごかったのは共有スペースやテナントが一部入っていることです。
つまり、雨の日はアパートの中で買い物ができたり、飲食ができたりしたのです。
ただ私が引っ越したときはすでにオーナーチェンジの真っ盛りで
多くのサービスが使えませんでした。。。

利用できなかったサービス

・コンビニがありました
・和食のレストランが入っていました
・幼稚園が入っていました
・図書館がありました
・クリーニング屋がありました
・スタバもありました
・共用の会議室がありました(カルチャースクールなどが開かれていたようです)
・外にバスケットコート、テニスコートなどもありました
・住んでいる日本人向けに七夕等の季節のイベントがありました

利用できたサービス

・プールがありました
・共用のお風呂がありました
・サウナもありあました
・スポーツクラブがありました
・よく行く場所に向けて定期的にアパートのバスが運行していました
・麻雀室がありました
・卓球室もありました

フロントでのサービスについて

・外国人の申請など
・郵便物の集配
・タクシーの手配など

これらのサービスは一見よさそうですが、
別の見方をすれば、籠城できるような環境にあった、ともいえるのかなと思いました。
今回のコロナでは一部のローカルのアパートでは
初期の段階で外国人に対する排斥(日本や韓国に行った人の隔離)がありました。
もちろん中国人の中でも武漢に行ったことのある人への
かなり激しい隔離行動もありました。

ただこのような一時的なパニック状態になったときに、住民が安心して暮らせる・・・という意味があったのだと思います。
最近上海全体で意識向上もありますし、アパートの質向上もあるので
徐々に上記のようなアパートの需要が減っているのかもしれません
(もちろん費用対効果や駐在者を送り出す企業の懐事情もあるとおもいますが。。。)