目次

場所について

上海には日本人学校が2か所あります。
浦東と浦西(虹橋)です。

浦西(虹橋)のほうが歴史が長いですが、小学部だけになります。

虹橋の日本人学校のホームページ


浦東のほうが新しく、小学部だけでなく、中学部、そして高等部もあります。
(ただし高等部は少し特殊なところがあるので、別途記載)

浦東の日本人学校(小学部・中学部)のホームページ

浦東の日本人学校(高等部)のホームページ

虹橋は日本人向けのスーパーや飲食店などが多くあり
日本人が多く住んでいる場所なので、虹橋校に通う人も多いですが、
虹橋の小学部を卒業すると、浦東の中学部に通う感じになります。

なお高等部は義務教育ということもあり、少し雰囲気が異なります。
実際2016年ごろ?までは浦東の日本人学校の隣のアパート(旧東和公寓)の一部にて授業をしていました。
(アパートの一角といっても、病院もレストランもスーパーも入っているアパートの一角なので全然貧相な感じはないです)
2019年は日本人学校の校舎の一部に移動し、体育館等も日本人学校のものを使っていました。

小中学生の通学について

日本人の多く住んでいるアパートには日本人学校行きのバスが来ます。
(スクールバスと敢えて書いていないことについては後述します)
逆に日本人があまり住んでおらず、バスが来ないアパートに住んでいると
近くのバスがくるアパートまで子供を連れていく感じになります。

例外は学校に隣接しているアパート(前出の東和公寓)で、その場合は歩いて学校まで行けます
本当に隣接しているので門を開けるとそのまま学校の敷地に入っていく感じです

小中学生のバス通学の時間について

虹橋に住んでいて虹橋の日本人学校、浦東に住んでいて浦東の日本人学校に行くときは
あまり通学時間は長くないですし、乗っているだけなのでそこまで問題にはなりません。

問題になるのは虹橋から浦東に通うのは日本人学校行きのバスです。
なぜなら日本人学校の中学部は浦東にしかないからです。

よくあるのは家は虹橋に借りたけど、滞在期間が延長になって上の子が中学に上がってしまった、などです。

ちなみに虹橋から浦東までバスだと乗りっぱなしとは言え、途中の渋滞もあり、1時間以上かかります。
(この辺りも住居選びのポイントになります)
海外だとこのようなケースはよくあるようですが(タイやインドネシアも!?)、
日本で公立の学校に徒歩で通っていた子などからするとギャップが大きいかもしれません。

うちもこの辺りはよく考えて住居選びをしました。

高校生の通学について

高等部だと自分で電車やバス等に乗って行くことになります。
でも、浦東の日本人学校は最寄駅から少しあります(15分くらい?)。
しかも公園の中に駅があり、どうしても部活や文化祭の準備等で遅くなることもあるので、少しやきもきしたというのはあります。
(うちは徒歩圏内に住んでいたのですが、それでも少し暗いところもあるので
「できるだけ明るいところを歩く」「携帯を持たせる」「できるだけ同じアパートに住む友達と帰る」などを言い聞かせていました)

上海市内は監視カメラがそこかしこにあり、比較的安全とは言え、
事件だけでなく、事故もあるので、そこはいつもひやひやしていたところです。

日本人学校行きのバスについて

実は上海はスクールバスが許可されていません
私が聞いたところによると法律上で禁止されているようです。
ではなぜスクールバスっぽい日本人学校行きのバスがあるかというと、「みんなで借りている乗り合いバス」という体をとっているからです。

どんな差があるかというと「いつでも行政的に運航停止を命じることができる」です。
ある日突然スクールバスがなくなるというと、「そんなバカな!?」と思うかもしれませんが、
それが海外です。

私が知っている限り下記のような感じで止まっています
2015年ごろ? 行政指導が入り、バスの運行が厳格化。日本人学校だけでなく、インターナショナルスクールも含めてバス運行が停止
(この時に初めてスクルーバスがただの乗り合いバスであると知った人もいたとのことも)
2017年 虹橋でバスが暴走し、事故。この影響でしばらくバスの運行が中止
2020年 コロナの影響でバスの運行が中止

ではバスが止まっている期間はどうするのか?
大体「親がタクシー等で送る」、「会社の車がある人に乗せてもらう」、「中国人ママさんの車に乗せてもらう」などです。
(中国では通学の際に親が子供を送るケースも多いので)
あと日本人が多いアパートなどではアパートとして個別にバス会社に契約をして、費用を折半…というケースもあります。

バス担当

上記のように学校があまり介入しないでスクールバス運営をしていますので、
バス担当みたいなこともします。
中国人バスガイドさんや運転手さんは人数を把握していなかったりしますし、言葉の壁もあります。
また座席表の管理や遅刻や欠席の子のフォローなどがどうしても発生しますので
大体そのアパートごとに決まっているようです。

特記事項

上記のようなバス運行なので、年度内に転入してきてもし1名だけ乗車定員を超えてしまった・・・というときは
バスに乗れないというようなこともあります。

なお防犯の関係で基本的に親、祖父母などがお迎えに行かないといけないケースが多いです。
(小学部はアパート以外の敷地を勝手に歩き回るの禁止と言われていたようです。)