もちろん色々な人がいますが、あえて一般化すると基本的にレベルは高いといえます。
根拠としては小学6年や中学3年の受験で結構日本の有名中学、高校に入る人がいるからです。
年によっては有名予備校と同じくらいの進学実績の時もあります。
(うちも高校への過去の進学実績を見たとき、ドン引きしました。。。)
でも、安心してください!
子供たちは色々なことを吸収して成長していくように思います。
- 学校の雰囲気が少し違います。上海という異なる環境で日本人は少数派です。また学校もいろいろな地方出身者がおり、国籍も複雑です。そんな環境なので日本よりは異なることを受け入れやすくなっており、それが多様性を出しています。(多様性・異質性がイノベーションを生み出したりすることはご存知の通りですね)
- 毎日知的好奇心をくすぐること、知的刺激が多いです。当然脳は活性化します
- 覚えることはたくさん!
- ・・・との素人考えを持っております。というか闇雲に子供の可能性を信じています。
なので上海で学校に合わないというより、むしろ日本に帰ったときに日本の学校に合わないなどで
私立学校など性格の合う学校に転校したりするケースのほうが多いような気がします。
目次
日本人学校小学部
低学年の授業自体は日本と同じように思います。
したがってカリキュラム上は日本に帰ったときに授業についていけない等の問題はないと思います。
もちろん教科書が違って内容が異なる、一部地域特性のある授業を組んでいて、それにはついていけない等はあります。(例えば長野の学校などであった田植えの授業など。もちろん上海ではありません)
一方中国語の授業や、中国の現地校との交流といった上海ならではのカリキュラムもあります。中国将棋が教室にあったりして、休み時間にやっている人もいるようです。
図書室もかなりの蔵書があり、漫画もブラックジャックやちはやふるなども少しありました。
高学年も基本的に日本と同じで、中学受験する人が一定割合いるのも似ています。
中学受験に関しては上海でも駿台や海外専門の塾などがありますし、上海の大学に通っている人の個人を受けるという方法もあります。また通信教育を使う人もいました。
また習い事を豊富にあります。
野球やサッカーなどの球技系運動、空手教室、楽器などの音楽系、英語や中国語などの語学系、切り絵や太極拳などの中国の文化系、はたまたコンピュータプログラム教室などをやっている人も。
先生も中国人の先生もいれば、日本人の赴任者のお父さんがやっていたり(運動系は多いですね)と
いろいろです。
聞くと意外と習い事は多いようで、みなさんお忙しいようです。。。
なお日本人学校について、ちょっと子供に聞いたところ運動場は人工芝で良かった、英語はムズイとの発言でした。
日本人学校中学部
中学部では2年生の後半くらいから徐々に高校受験の意識が上がります。
学校ではおちゃらけていても、模試の成績がすごく良いなど「この人は学校終わってから何やっているんだ!?」という人もいるようです。(子供談)
いずれにせよ、前出の通り有名高校に合格する人もいる中でうちの子供はやってもやっても成績が上がらず、、、、という状況でした。
ただ見方を変えれば普通にやっていても切磋琢磨をしていることになり、知らないうちに実力が伸びています(うちの子供も帰国後、思ったより成長していて親が驚きました)
施設は小学部と共用です(浦東日本人学校の場合)。
日本と少し異なるのは部活が制限されていることです。バスの関係で朝練がなかったり、帰りの時間が決まっていたりということがあります。
また制服がないことも特徴です。
日本人学校高等部
中学部からすると少し高等部は雰囲気が変わります。
義務教育ではなくなるということもありますが、授業自体も日本の学校に比べるとディスカッションとか自分の意見が言える機会が多く、クラスのメンバーもハーフの子も多く多様性に富んでいるので色々な発言があり、それらが好きな生徒にとっては楽しいようです。
また1~2クラスと少人数制なうえに、英語の先生等はネィティブだったり、海外経験が豊かだったりします。
成績は2学期制で、中間テストや期末テストもあります。
もちろん悪い成績だと赤点や呼び出しもあるのは同じですが、うちの子供は学校生活を非常に楽しんでいました。
制服はあるのですが、基本は私服で入学式などの特別な時以外は着ません。かばんも普通のリュックを背負って通っていました。
進学に関して、実は上海の日本人学校の高等部は穴場です。
まず世界で唯一の日本人学校高等部でいくつかの有名大学の後押しで成り立っています。したがってそれらの大学への推薦が取りやすいのです。
具体的には上智、中央、法政、立教・・・などです。
推薦がなくても早稲田、青学等に進学しています。