上海市は地図を見ると真ん中に黄浦江(huangpujiang)という川が流れているのがわかります。

川を中心に東が浦東地区(もしくは浦東新区)、西が浦西地区。基本的に上海は浦西地区を中心に栄えてきました。

なので観光名勝の外灘も黄浦江の西岸。
西の外灘から東の浦東のビル街を見るのが定番観光スポットの1つですが、実際に外灘で川を見ていると貨物船、客船などが往来するので「船に乗りたいな~」という気持ちになってきます。

一般的にこの船に乗るためには
1.旅行会社に観光遊覧船のチケット手配等を頼む
2.直接自分で観光遊覧船のチケットを入手する
というケースが多いのですが、観光遊覧船は本数も少なく、金額も最低120元くらいから、さらに時間もかかります。

「パパッと雰囲気だけ味わいたい」、「船に乗りたいだけ!」という方には”渡し船”という選択肢はいかがでしょうか?

渡し船なので対岸を最短距離で移動するだけですが、15分おきに出発しますし、何よりも料金が3元と格安!

私が上海に住んでいた時は会社は浦西、自宅は浦東だったので
「会社→自転車→渡し船→バス→自宅」という日本ではなかなかあり得ない通勤経路で帰宅することもありました。
この通勤経路は「渡し船&夜景」というコンボで気分がすごく上がります!!!

(浦西側)金陵东路渡口~(浦東側)东昌路渡口に渡れます!

渡し船の乗り方

乗り方は簡単です
1.渡し口に行き、トークンを買ってゲートに入れるor交通カードをゲートにかざす
2.船に乗る
だけです。しかも渡し船という位置づけから、電動バイクや自転車でも乗ることができます!

トークンです
この船に乗ります。夜なのでライトアップされています
2017年の平日の夜。2階のデッキ席は満員・・・

船の上からはこんな夜景がみれます(写真:左、真ん中)。みんなスマホを向けています(写真右)

こちらは2019年のある週末の昼間。午前中だったので比較的すいています。

欠点としては
・混んでいることがある(でも、乗れなかったことはありません)
・乗り場が駅から離れているので、バスや自転車を使う必要がある
・夜遅いとやっていない(20:00くらいまで)
というところでしょうか。

知る人ぞ知る船の乗り方なので、是非お試しください!